- 2020/12/21 掲載
来年度予算案、成長強化策を評価=規模膨張は懸念―経済界
政府の2021年度予算案について、経団連の中西宏明会長は21日に談話を発表し、新型コロナウイルス感染症対策に加え、「デジタル改革やグリーン社会実現などポストコロナを見据えた成長力強化への取り組み」を評価した。日本商工会議所の三村明夫会頭は「予算の早期成立を図り、困窮する事業者の廃業を食い止めることに全力を注ぐことが重要」とのコメントを発表した。
ただ、予算規模が過去最大の106.6兆円に膨らんだことを受け、中西氏は同日の記者会見では、「(予算を)次の成長の糧にしていかないと財政が持たなくなり、為替の混乱とかいろんなことが起こり得る」と懸念を表明。三村氏は「社会保障費は切り込み不足の感が否めない」として一段の改革を求めた。
【時事通信社】
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