- 2020/12/23 掲載
香港ハンセン指数さらに改革へ、算出会社が構成銘柄拡大など提案
ハンセン指数は歴史的に金融株や、不動産事業に重点を置く複合企業が主な構成銘柄となっている。
しかし、香港市場を上場先に選ぶIT(情報技術)大手は多く、オンラインゲームの網易(ネットイーズ)や、中国でファストフードチェーンの「KFC」や「ピザハット」のフランチャイズ権を持つヤム・チャイナなど米市場に上場する企業の重複上場が増えている。
改革案には、構成銘柄数を現在の52から最大80に増やすことや、各銘柄のウエートの上限を10%から8%に低下させることなどが含まれている。
11月時点では、香港の生命保険大手AIAグループ、中国のインタネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、英金融大手HSBCが30%弱のウエートを占めている。
ハンセン・インデックスは5月に株主構造や重複上場に関する規則を変更し、その後、中国の電子商取引大手アリババ・グループ、スマートフォンメーカーのシャオミ(小米集団)、バイオ医薬品の薬明生物技術をハンセン指数に組み入れた。
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