- 2020/12/23 掲載
ドイツ銀行、トランプ氏の担当幹部が辞任
ドイツ銀行はトランプ氏との取引関係の打ち切りを模索している。
広報担当によると、辞任するのは、同行のマネジングディレクターで、ウェルスマネジメント部門の幹部を務めるローズマリー・ブラブリック氏。最近、辞表を提出し、受理された。
同氏の辞任については、ニューヨーク・タイムズ紙が先に報じた。同紙によると、ブラブリック氏は、ドイツ銀行がトランプ氏の企業に多額の融資をする際の調整役を務めていた。
広報担当によると、ブラブリック氏の長年の同僚だったドミニク・スカルツィ氏の辞表も受理された。辞任の理由は不明。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、ドイツ銀行は8月、ブラブリック、スカルツィ両氏とトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の出資する企業が、ブラブリック氏の顧客と2013年に締結した不動産取引について内部調査を開始した。
ロイターは先月、ドイツ銀行が米大統領選挙後にトランプ大統領との取引関係を終わらせる方法を模索していると報道。トランプ氏との関係が同行のイメージダウンにつながっていることが理由という。
ドイツ銀行は1990年代後半にトランプ氏への融資を開始。トランプ氏の財務やロシア疑惑を巡る議会の調査などに巻き込まれている。
同行は11月時点で、トランプ大統領の2人の息子が監督しているトランプ・オーガニゼーションに約3億4000万ドルを融資している。
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