- 2020/12/24 掲載
737MAX墜落事故の遺族、米当局に運航再開許可の取り消し要求
ボーイングは、2018年にインドネシアで、19年にエチオピアで起きた同型機の墜落事故の原因となった欠陥を修正した。これを受け、FAAは11月18日、20カ月間に及んだ737MAXの飛行禁止令を解除した。
しかし、12月18日に公開された上院商業委員会の報告書で、再認可プロセスの中でボーイングの社員がFAAの試験飛行パイロットに対し「不適切な指導」を行ったと指摘された。
エチオピアでの事故被害者家族はFAAと運輸省に向けた書簡の中で、「委員会は、不正で違法の疑いのある行為を見つけた。737MAXの再認可プロセスに問題があったかどうか判断するための調査を行うべきだ」と主張。さらに、「新たに発覚した事象を受け、737MAXの運航再開の即時撤回を求める」と訴えた。
アメリカン航空は29日、運航停止が始まった19年3月以来初めて、737MAXの乗客を乗せての商用飛行を行う予定。
FAAは737MAXについて「徹底的かつ慎重な調査」のため、外国規制当局と協力したとコメント。ボーイングはコメントを拒否した。
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