- 2020/12/24 掲載
地銀の経営は非常に厳しい、基盤強化で地域支援を=菅首相
[東京 24日 ロイター] - 菅義偉首相は24日、内外情勢調査会で講演後の質疑応答で、地方銀行について「人口減で地銀の経営は非常に厳しくなっている。基盤を強化して地域の中小企業や人々の応援をしっかりしてほしい」と述べ、「2つが1つになって経営基盤が強化されるならいいのではないか」と語った。11月に地銀の合併を独占禁止法の適用外とする特例法を施行するなど、環境整備は行っているとした。
「桜を見る会」前夜の夕食会の費用を安倍前首相側が補填していた問題で、東京地検は24日、安倍氏を不起訴処分とした。菅首相は「安倍前首相は国民への説明を積極的にしたいと言っている」と述べた。
コロナ対策の特措法改正については「時短営業への規制、罰則、給付金セットで必要になると思う」と述べた。
菅首相は講演で、政権発足以降の取り組みを説明。2050年のカーボンニュートラル目標に関連して「企業に将来の投資や生産性の向上を促し、大きな成長につなげるものだ」と述べ、「グリーン化、デジタル化を原動力に経済を民需主導の成長軌道に移したい」と話した。
また、東京オリンピック・パラリンピックの開催については「人類がコロナを克服した証として、感染対策を万全にして準備を進めていく」と語った。
*内容を追加しました。
(和田崇彦 編集:内田慎一)
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