- 2020/12/28 掲載
11月鉱工業生産、横ばい=自動車の回復一服
経済産業省が28日発表した11月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は95.2となり、前月比で横ばいとなった。自動車を中心に続いていた上昇が一服した。ただ、回復傾向は続く見通しで、基調判断を「持ち直している」に据え置いた。
11月の生産は15業種中9業種が上昇した。アジア向け半導体製造装置が好調で、生産用機械が6.5%のプラス。蒸気タービンなどが増えた汎用(はんよう)・業務用機械も4.8%上昇した。一方、自動車は4.7%低下し、6カ月ぶりに下落に転じた。北米、オーストラリア向けの普通乗用車の出荷が減ったほか、一部のメーカーがモデルチェンジのため生産調整を実施したことが影響した。
【時事通信社】
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