- 2020/12/29 掲載
新卒者の秋入社検討=多様な人材確保―大和証G社長
大和証券グループ本社の中田誠司社長はオンラインインタビューに応じ、新卒学生の入社について、従来の春に加え、秋も受け入れる方向で検討していることを明らかにした。海外の大学の卒業生ら「多様な人材を確保したい」と語った。
同社は新型コロナウイルスの影響で就職活動が困難になった学生に配慮し、今年度は通年で面接を実施。その結果、6月の一括採用とは別に10人程度の採用が決まる見通しという。来年度も応募は通年受け付けるとともに、秋の入社を検討する。
また、一定の資産を持つ顧客の家族向けサービスについて、2021年1月から婚姻関係に準じる同性パートナーも受けられるようにする。住民票の提出などが必要になるが、中田氏は「日本ではLGBTQ(性的少数者)の方への対応が遅れている。できるところから始めたい」と強調した。
大和証券は個別の株、債券などの取引手数料について、22年をめどに売買ごとか、資産残高に応じて支払うかを顧客が選べる仕組みを導入する方針。10月に投資信託で同様のサービスを始めたところ、同社で初めて投信を買う顧客が急増した。中田氏は「日本に合った資産管理型ビジネスのモデルを見いだしたい」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインインタビューに応じる大和証券グループ本社の中田誠司社長=24日
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