- 2021/01/07 掲載
ブラックロック、医療手袋のマレーシア企業非難 従業員が集団感染
トップ・グローブを巡っては昨年終盤に従業員間で新型コロナ感染が拡大。マレーシア国内最大のクラスター(集団感染)となり、5000人以上の外国人労働者が感染し、1人が死亡した。
ロイターは先月、社内の取り組みが不十分との声を上げた内部告発者をトップ・グローブが解雇したと報道した。複数の労働者はロイターに対し、過密状態の宿舎で生活していると明かしていた。
ブラックロックは6日遅くの発表で、トップ・グローブ取締役会を非難、労働・生活環境や内部告発者の解雇、クラスターに関する労働者側の説明に言及。6日の年次株主総会では取締役6人の再任に反対したことを明らかにした。
トップ・グローブからは今のところコメントを得られていない。
ブラックロック子会社のブラックロック・インスティテューショナル・トラストはトップ・グローブ株を1.07%保有し、10位の大株主となっている。ブラックロックは6人以外の取締役についても、今後の総会で再任に反対票を投じ、責任を追及するとした。
今回の株主総会で取締役は再任された。
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