- 2021/01/15 掲載
マクニカ、AI体表面温度検知ソリューションを使用しスポーツ大会の開催を支援
WHOの発表によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は12月15日現在全世界で7,280万人が罹患し今なお世界中で猛威を振るっています。
日本国内においても、政府により全国的な緊急事態宣言が解除されたものの、地域ごとに異なる感染状況の中で新しい生活様式等急速な社会構造の変化が求められています。世界中全てのスポーツ運営の場面でも同様に、適切な感染症対策を実施し安心安全な競技運営をいかにスムーズに行うかが課題となっています。
この度、大会で使用したIEI社製AI体表面温度ソリューションは、AIと赤外線サーモグラフィーを活用することで、帽子、マスク着用のままであっても即座に発熱の疑い(誤差±0.3度)を検知することができます。人間の顔を認識した上で測定することで誤検知の可能性を小さくすると同時に1秒以下での検知を可能にしています。実同時に最大30名の方の体表面温度を検知、検知時のログを残すことができることから、大規模会場のイベント、スポーツ運営に最適なソリューションとなっております。
今回の第75回国民体育大会 関東ブロック大会アイスホッケー競技会は無観客での開催であったものの、試合前の選手たちに立ち止まっての測定を依頼せずに済むことでより競技に集中して臨むことができたと選手から好評いただきました。
また、実際に運営を行った神奈川県様からは、「思った以上にスムーズに選手の検温が行えた。競技運営に際して、如何にアスリートの皆さんにストレスをかけず競技に集中していただくか苦慮していたなかで本当に最適なソリューションであったように思う。設置/運用も最少人数で行える点も評価できる」といただいております。
■IEI社製AI体表温度検知ソリューション
【製品ページ】
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/iei_integration/products/135101/
【特徴】
新型コロナウイルス感染症対策として、サーマルカメラとパネルPCを使い、体温検知を簡単に導入できるソリューションとなります。顔検出のAIアルゴリズムを使用し、人を検出した後、体温検知を経て結果をパネルPCにて確認することが可能です。マスクをした状態でも適切な検温は可能で、誤差は±0.3℃、温かい物体(例:コーヒー)を誤検知することはございません。カメラ画像では、人を検出したい対象領域も設定可能で、閾値を超えた体温を発見した場合アラートが鳴ります。また、検知した体温は記録されており、時間と顔写真も含めて保存されます。本製品は、最大30人まで同時に検知することが可能です。
関連コンテンツ
PR
PR
PR