- 2021/01/21 掲載
日銀、大規模緩和を維持=今年度成長率は下方修正
日銀は21日の金融政策決定会合で、長短金利操作を柱とする大規模な金融緩和の維持を決めた。併せて公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)では、新型コロナウイルスの感染再拡大を踏まえ、2020年度の実質GDP(国内総生産)成長率の見通しを前年度比マイナス5.5%からマイナス5.6%に小幅下方修正した。
引き続き企業の資金繰りを下支えするため、金融機関による貸し出しを支援する資金供給策を1年間延長することも決めた。
成長率については、政府の経済対策の効果を見込めることから、21年度の見通しを3.6%から3.9%に引き上げた。ただ、コロナの感染状況や経済への影響は「不透明感が極めて強い」と指摘。個人消費についての判断を「飲食・宿泊等のサービス消費において下押し圧力が強まっている」に引き下げ、先行きへの警戒感を示した。
【時事通信社】
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