- 2021/01/26 掲載
金利操作「柔軟な運営を」=日銀、昨年12月会合議事要旨
日銀は26日、昨年12月17、18日に開催した金融政策決定会合の議事要旨を公表した。大規模金融緩和で行っている長短金利操作について、複数の委員から「柔軟な運営で持続性を高めつつ、情勢変化に効果的に対応できるよう備えることが必要だ」との意見が出た。日銀は同会合で緩和政策の点検を今年3月をめどに行うことを決めており、金利操作の運営改善も焦点となる。
上場投資信託(ETF)などの資産買い入れについても、複数の委員が「市場機能への影響や日銀財務の安定性にも配慮し、市場の状況に応じた柔軟な調整の余地を探るべきだ」と指摘した。市場関係者の間では、日銀によるETFの大量購入が株価をゆがめるとの懸念がある。
【時事通信社】
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