- 2021/01/27 掲載
小林化工、新たに22製品回収=睡眠剤成分の混入問題
製薬会社の小林化工(福井県あわら市)が製造した「爪水虫(つめみずむし)」などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していた問題で、同社は27日、22製品を新たに自主回収すると発表した。同社による再調査の結果、規格に適合していなかったり、国の承認を得ていない方法で製造したりしていたことなどが判明したため。同社の自主回収は計38製品に拡大した。
同社は22製品について、「重篤な健康被害が生じる恐れはなく、これまでに健康被害の報告はない」と説明している。
同社によると、回収するのは頻尿治療剤「塩酸プロピベリン錠10『KN』」や潰瘍性大腸炎治療剤「メサラジン錠500mg『AKP』」など。22製品のうち、1製品は国内で流通しておらず、1製品は販売会社の倉庫に全数が保管され医療機関などに出荷していなかった。
【時事通信社】
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