- 2021/02/04 掲載
発電用石炭、完全撤退へ=コロンビアで権益売却―伊藤忠
伊藤忠商事は4日、コロンビアに保有する発電用石炭の鉱山権益を2021年度中に売却すると発表した。同社が保有する一般炭(発電用石炭)権益の8割に相当する。残る権益も23年度までの売却を検討しており、一般炭事業から完全撤退する。
今回売却を決定したのは、米ドラモンド社と保有するコロンビア炭鉱の権益。伊藤忠は年間約620万トンの一般炭を産出しているが、石炭価格の低迷により採算が悪化していた。
オーストラリアに保有する残る権益の売却も進め、脱炭素化の取り組みを加速させる。鉢村剛専務は4日の決算記者会見で「(権益売却の)具体策を明示することで、地球温暖化対策を進めたい」と述べた。
【時事通信社】
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