- 2021/02/05 掲載
ゲームストップ問題、措置講じる前に深い理解必要=米財務長官
[ワシントン 4日 ロイター] - イエレン米財務長官は4日、ゲームストップなど一部銘柄を巡る個人投資家の熱狂的な取引を巡り、当局は措置を講じる前に「深く理解する」必要があるとの認識を示した。
イエレン氏は4日、証券取引委員会(SEC)や米連邦準備理事会(FRB)、ニューヨーク連銀、商品先物取引委員会(CFTC)のトップらを招き、最近の一部株価の乱高下を巡り協議する。
ABCのテレビ番組で「金融市場が適切かつ効率的に機能し、投資家が守られていることを確実にする必要がある」と指摘。規制当局との会合では、最近の動向を受けて「一段の行動が必要かどうか討議する」とし、「われわれは無論、状況を注視しているが、行動を取る前に何が起きたのか深く理解する必要がある」と強調した。
規制当局がどのような措置を講じるかどうかは明確にしなかった。
メディアインタビューに応じるのは就任後初めて。
イエレン氏はまた、新型コロナウイルス禍の打撃を受けた経済的な苦痛を乗り越えるために、連邦政府による大規模な刺激策が必要との認識を改めて表明。2007─09年の金融危機の時でさえ、これほど大勢の失業者は見られなかったとし、「国民に仕事を確保し、仕事がない人には支援を行う必要がある」と述べた。バイデン大統領は議会が一丸となって景気対策を可決するよう望んでおり、共和党の協力を模索しているとも付け加えた。
*内容を追加しました。
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