- 2021/02/05 掲載
午後3時のドルは105円半ば、3カ月半ぶり高値圏
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 105.50/52 1.1960/64 126.20/24
午前9時現在 105.56/58 1.1964/68 126.31/35
NY午後5時 105.54/56 1.1962/63 126.25/29
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円半ば。ドルは一時105円後半まで上昇して3カ月半ぶり高値を付けたが、米雇用統計を今夜に控えて伸び悩んだ。ユーロは1.19ドル半ばまで下落し、2カ月ぶり安値を更新した。対ユーロでのドル高がドル/円の下値を支えた。
朝方の取引でドルは105.70円まで上昇し、10月20日以来の高値を付けた。しかしその後、売買が活況になるにつれて戻り売りが強まり、仲値公示前には105.45円まで下落した。105円半ばの「200日移動平均線に到達したことで、調整機運が高まりやすい」(トレーダー)という。
今夜に1月の米雇用統計を控えていることや、ドル高のトリガーだった米長期金利の上昇が一服したことも、午後にドルが伸び悩んだ背景とみられる。
リフィニティブによると、米10年国債利回りは1.1377/1360%の気配と、前日海外市場の高値1.1620%から低下した。
それでもテクニカル面では、依然ドルが上昇する可能性を示唆しているとされる。
きのうから今日にかけて、ドルや英ポンドの買いが目立つ一方、ユーロと円は売られ、「勝ち組がドルとポンド、負け組がユーロと円という構図」(外為アナリスト)だという。
英ポンドは、イングランド銀行(BOE)が4日に開催した金融政策委員会(MPC)で、マイナス金利導入に備えるため少なくとも6カ月は必要との認識を示したことで、BOEがマイナス金利導入に前向きな姿勢を示すことへの懸念から英ポンドを売り込んでいた短期筋による買い戻しが活発化した。
こうした買い戻しを受け、英ポンドは4日に1.3566ドル付近から1.3698ドル付近まで急騰した。現在は1.3672ドル付近でこじっかり。
英ポンドの上昇はまた、ユーロ/英ポンドを押し下げた。ユーロ/英ポンドは現在0.8742ポンド付近と、9カ月ぶり安値を更新した。
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