- 2021/02/05 掲載
NHK受信料、毎年700億円値下げ可能=新聞協会
日本新聞協会メディア開発委員会は5日、同日国会提出されたNHKの2021年度予算や21~23年度の中期経営計画に対する見解を公表した。23年度に受信料値下げを実施する方針を打ち出したことは評価したが、現預金や有価証券が計4412億円に上るなど膨大な内部留保があると指摘。23年度から10年間、毎年700億円規模の値下げが可能だと指摘した。
新聞協会はNHKに対し、「公共放送にふさわしい業務範囲の絞り込み」など抜本的な経営合理化策を21年度中に講じるよう要請。また、近年の予算と決算の差異について「予算段階で厳しい見通しを示し、(結果的に)『黒字』となっても国民・視聴者に還元しない構造問題がある」と是正を求めた。
NHKは23年度に実施する値下げについて、受信料収入(年間約7000億円)の1割に当たる700億円程度を原資として確保する方針を示しているが、値下げ幅は明らかにしていない。
【時事通信社】
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