- 2021/03/01 掲載
ヤフー・LINEが統合=利用者1億人超、国内最大級―AI活用、アジアで展開
ヤフー親会社のZホールディングス(HD)は1日、対話アプリ大手のLINEと経営統合した。サービス利用者が延べ1億人超、時価総額は5兆円規模と国内最大級のデジタル企業が誕生した。電子商取引やアプリなどで相乗効果を生み出し、米グーグルを含む「GAFA」といった海外の巨大IT企業に対抗する。
ZHDは人工知能(AI)分野などでサービスを拡充し、国内、アジア市場で存在感を高めたい考え。共同最高経営責任者(CEO)を務める川辺健太郎、出沢剛両氏が1日夕に記者会見し、統合後の戦略を説明する。
ヤフーのサイトの登録利用者数は年間8000万人規模、LINEの利用者数は月間8600万人。2020年1~6月の売上高は単純合算で楽天(6787億円)を上回った。巨大な顧客基盤を生かし、金融やコンテンツ配信など全方位で業容を拡大したい考えだ。
【時事通信社】
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