- 2021/03/08 掲載
山善、アセントロボティクスとの資本業務提携契約の締結について発表
山善は、3月にアセントが発行するCE(コンバーティブルエクイティ)型新株予約権を取得して資本出資し、アセントは調達した資金を活用して開発を加速してまいります。
■資本業務提携の概要および目的
山善は省人化・自動化ロボットをはじめ、工作機械や産業機器、機械工具など生産現場の設備機器を幅広く取り扱っており、特に生産現場への導入においてこれまでにも数多くの実績を有しております。また日本を含め世界16カ国の主要都市に販売拠点を配置するなど、グローバルに販路を拡大しております。
一方、アセントはAIを活用した知能ロボットや自律移動ロボット向けのインテリジェントソリューション群を開発しており、主に製造・物流業向けに当該インテリジェントソリューションを活用したソフトウェアの販売・提供を開始しております。
本提携により山善は、アセントのソフトウエアソリューションが搭載されたロボットシステムを、自身の有するグローバルな販路を活用して国内外に広く販売を開始いたします。今回の業務提携により、従来の取扱商品に加えて、新規顧客の開拓や差別化した省人化・自動化提案を積極的に推進してまいります。
アセントにおいては、調達した資金を活用して研究開発のさらなる加速を図り、タイムリーに急拡大する自動化ロボット市場に向けて魅力的なソリューション群を導入すると共に、山善の有するグローバルな販路を活用し、今後の業容の一段の拡大を目指します。
■提携の背景
日本のみならず、全世界規模で製造業等の生産現場や倉庫等の物流現場での人手不足が年々深刻化しており、eコマースの急拡大傾向とあわせて、新型コロナウイルス感染症対策として作業者の「3密」を避ける動きも加わることで、生産・物流現場における省人化・自動化のニーズは今や喫緊の課題になりつつあります。
これらのニーズに柔軟に対応するためには、あらかじめ決められたスペースやルートのみで稼働し、定型化された反復作業のみを行う旧来型のロボットではなく、多種多様な対象物に対しフレキシブルにハンドリング・移送することができ、且つ現場の環境に応じて人間のオペレーターと協調して自律的に動作可能な知能ロボット群の導入が期待されています。アセントのAI技術を活用したインテリジェントソリューションは、既存のロボットを「環境に応じて」「自律的に」稼動させることが可能です。
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