• 2021/03/10 掲載

午後3時のドルは108円後半、米10年債入札の結果を注視

ロイター

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[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の108円後半。米長期金利の小幅な上昇、豪ドルの下落、アジア株の上昇によるリスク選好の円売りなどに支えられ、ドルは底堅い展開となった。きょうは米10年国債の入札が予定されており、入札結果を受けた米長期金利の動向に注目が集まっている。

ドルは午前7時過ぎに108.50円まで下落したが、アジア時間の取引で米長期金利が小幅に持ち直したことや、豪ドルの対ドルでの下落などに支えられ、108円後半まで持ち直した。午後の取引では日経平均や中国株の上昇が好感された。

市場では「動きの速い投機筋の円売り戻しは一服となったが、ファンド勢はまだ円買い持ちを残しているところが少なくないようだ。米金利に上昇圧力がかかれば、ドルはもう一段上昇する可能性がある」(証券)との指摘が出ていた。

ただ、急伸してきたドルが109円台を再び上抜け、一段高となる可能性を疑問視する声も出ている。「ドル/円の上昇ピッチが米金利高を上回る場面も出てきた。テクニカル的な過熱感もあり、109円台はいったん戻り売り」(FX会社)とみる向きも少なくないという。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)総裁が市場の利上げ観測を明確にけん制したことで、豪ドル/円は朝方の高値83.87円付近から、83円半ばまでじわじわと売られた。豪ドル/米ドルは朝方の0.7718米ドル付近から、0.7674米ドル付近まで下落した。

RBAのロウ総裁は10日、完全雇用の達成には少なくとも2024年までかかるとの見方を示し、豪中銀は必要な限り「景気刺激的な金融状況」を維持することにコミットしていると、あらためて表明した。

前日海外市場では、不調が警戒されていた米国債入札が順調だったことで米金利が低下、ドルが売られる展開となった。対円では一時108.42円と、前日夕に付けた9カ月ぶり高値の109.23円から1円弱下落した。

リフィニティブによると、米10年国債利回りは1.54%付近と、前日ニューヨーク市場午後5時05分時点の1.5281%から上昇した。

市場では「10年国債の入札が低調なら、米長期金利が上昇し、ドルが再び109円台に乗る展開もあり得る」(アナリスト)との声が出ていた。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円 午後3時現在 108.87/89 1.1873/77 129.29/33 午前9時現在 108.56/58 1.1895/99 129.15/19 NY午後5時 108.46/49 1.1898/02 129.10/14

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