- 2021/03/10 掲載
ホンダ、賞与満額回答=車大手初の妥結、5.3カ月―春闘
ホンダは10日、2021年春闘で賞与(ボーナス)を労働組合の要求通り年5.3カ月分(昨年実績は年5.95カ月分)とすることで妥結したと発表した。今春闘で自動車大手の労使が合意したのは初めて。集中回答日を17日に控え、異例のスピード決着となった。
労組は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事業環境の悪化を踏まえ、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求を見送っていた。定期昇給分は確保した。
ホンダは10日、コメントを発表し、事業環境について「過去に類を見ない先行き不透明な状況」と指摘。早期の満額回答は「将来に向けて労使で大胆かつスピード感をもって改革に取り組んでいくため」と説明した。
【時事通信社】
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