- 2021/03/11 掲載
米CPI、2月コア指数の伸び落ち着き サービス業の需要低迷
コア指数の伸びは前月比で0.1%にとどまり、予想の0.2%を下回ったほか、前年比でも1.3%と、1月の1.4%から鈍化した。
総合指数の伸びは前月比0.4%で、予想と一致。前年比では1.7%と、昨年2月以来の大幅な伸びとなった。ガソリン高が全体の物価を押し上げた。
新型コロナウイルス感染の減少や追加経済対策による効果から、物価が一時的に高進するとの期待がくすぶる一方、労働市場に目を向けると、少なくとも1800万人が失業給付を受けるなどスラック(緩み)が目立つ。TDセキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、ジム・オサリバン氏は「すう勢として、労働市場のスラックが今後の物価の重要なけん引要因になる」と指摘した。
内訳では、ガソリンが前月比6.4%上昇。1月も7.4%伸びていた。食品は0.2%上昇。このうち家庭用食品は0.3%、家庭外食品は0.1%の伸びだった。
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