迅速な顧客対応を＝全銀協が緊急申し合わせ―みずほ銀障害で

全国銀行協会は１５日、みずほ銀行で相次いだシステム障害を受け、理事会で緊急の申し合わせを行った。加盟行への通達文では、システム障害回避へ万全を期すとともに、障害が起きた場合には顧客に発生状況や復旧見通しを含めた対応状況を迅速、適切に周知するよう求めた。

全銀協がシステム障害について申し合わせを行うのは、全国の銀行の現金自動預払機（ＡＴＭ）を相互に接続する「統合ＡＴＭシステム」への接続をめぐって障害が多発した２００４年以来、２度目となる。

申し合わせでは、通常運用時に比べデータ処理量が多くなるシステム変更や更改を実施する場合などには負荷や影響への検証を慎重に行い、障害回避に万全を期すことなどを求めた。

２月２８日に発生したみずほ銀のシステム障害では、ＡＴＭにキャッシュカードや預金通帳が取り込まれた利用客が長時間待たされるトラブルが相次いだ。

【時事通信社】