• 2021/03/17 掲載

米鉱工業生産、2月は製造業3.1%低下 寒波が打撃

ロイター

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[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日に発表した2月の鉱工業生産統計は、製造業生産指数が3.1%低下した。寒波によりテキサス州で石油精製や石油化学品の施設、プラスチック樹脂工場が稼働停止となったことが影響した。市場予想は0.1%低下だった。

世界的に半導体が不足していることも製造業生産の重しとなった。

1月は1.2%上昇しており、2月は10カ月ぶりのマイナスだった。製造業生産は依然として新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を下回っている。

南部の悪天候の影響は、石油産業に関連する製造業に波及したとみられる。FRBは、天候の影響を除いた製造業生産指数は0.5%低下したと述べた。

自動車・同部品は8.3%低下。半導体不足が引き続き響いた。

ただ米経済の11.9%を占める製造業活動は、在庫の少なさやモノの需要が下支え要因となっている。新型コロナのワクチン接種が進む中で向こう数カ月、航空旅行や宿泊などのサービスへ需要が移行するとみられる。

鉱工業生産統計のうち鉱業は5.4%低下。一方、公益事業は寒波が追い風となり、7.4%上昇した。全体の鉱工業生産指数は2.2%低下。1月は1.1%上昇していた。

企業がどれだけ資源をフル活用しているかを示す稼働率は、製造業が2.3%ポイント低下の72.3%だった。全体の稼働率は1.7%ポイント低下の73.8%だった。1972─2020年の平均を5.8%ポイント下回っている。

FRB当局者は、経済のスラック(需給の緩み)を見る指標として稼働率に注目している。

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