- 2021/03/18 掲載
クレディ・スイス、資産運用を再編 グリーンシル問題は業績に影響も
4月1日付で資産運用部門をインターナショナルウエルス部門から分離し、ウルリッヒ・ケルナー氏がトップに就任する。
クレディ・スイスは年次報告書で、スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)が同行の資本バッファー「第2の柱」との関連でグリーンシルについて調べていると説明した。
また一部の投資家がグリーンシルを巡って同行を提訴する構えを見せており、最終的な訴訟コストは営業収支に「重要な」影響を及ぼす可能性があるとした。
「(グリーンシルを巡る問題で)当行の評判が傷つき、顧客離れや資産運用の解約につながる恐れもある」と指摘した。
ボントベルのアナリスト、アンドレアス・ベンディッティ氏はクレディ・スイスが資産運用部門の「戦略的重要性」を強調していることから、同部門を売却する公算は小さいとの見方を示した。
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