- 2025/05/02 掲載
仏ラクタリスのフォンテラ資産買収計画、豪州が非公式審査開始
[2日 ロイター] - オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は2日、フランスの乳業大手ラクタリスが検討しているニュージーランド(NZ)乳業大手フォンテラの資産買収について非公式な審査を開始した。
ラクタリスはまだフォンテラの資産買収契約には調印していない。
ACCCの報道官は、ラクタリスが、フォンテラのグローバルコンシューマー事業とオーストラリアの乳製品原料・食品サービス事業の買収案について、非公式な合併審査を申請したと述べた。
ロイターは1日、フォンテラが売却を検討しているグローバルコンシューマー事業、オセアニア事業、スリランカ事業について、明治やラクタリスなどが応札を検討していると報じた。
非公式な合併審査は任意のもので、合併に伴い競争が大幅に減る可能性が高いかどうかについて、当事者がACCCの見解を求めることができる。
ラクタリスは2日、国際的な投資に関心があるが、フォンテラが売却を計画している事業を買収する契約にはまだ調印していないと表明。
ロイターへの電子メールで「大手乳製品グループとして、世界的な発展は当社の成長計画の中核であり、当然ながらオーストラリアなど海外への投資を検討している」と述べた。
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