- 2021/03/19 掲載
英中銀が政策据え置き、景気回復の兆しあるが先行き不透明
中銀は「前回の金融政策委員会以降、当面の経済活動に関するニュースは前向きなものだったが、中期的な見通しをどの程度変えたかはそれほど明確ではない」と指摘。「見通しに対するリスクバランスは、委員によって程度が異なる」とした。
コロナ対応の規制は、中銀が先月考えていたよりも「やや早めに」解除される可能性があるとの見方を示した。
資産買い入れ8950億ポンド(国債8750億・社債200億ポンド)に据え置き。国債買い入れも週あたり44憶ポンドにするとしたが、今後は柔軟に対応しつつ、買い入れペースを鈍化させる可能性も示した。
フェデレーテッド・ハーミーズのシニアエコノミスト、シルビア・ダランジェロ氏は「他の主要中銀と同様、英中銀も慎重な姿勢を崩していない」と指摘した。
こうした中、英中銀のチーフエコノミストを務めるハルデーン理事は18日、急激な景気回復が目前に迫る一方、コロナ禍の影響で社会における格差は深まったという認識を示した。
PR
PR
PR