- 2021/03/22 掲載
トルコ・リラ急落=大統領の中銀総裁解任で
【イスタンブール時事】22日の外国為替市場で、トルコの通貨リラが一時1ドル=8.4リラ台と、前週末比で15%以上急落した。エルドアン大統領が金融引き締めに積極的だった中央銀行総裁を20日に解任したことを受け、国内の経済運営に対する不透明感や利下げ観測が広がり、リラ売りが加速した。
新たに就任したカブジュオール中銀総裁は、これまでの言動から金融引き締めに消極的と見なされている。ただ、21日には「金融政策は維持される」と訴え、市場の不安払拭(ふっしょく)に努めた。エルバン財務相も22日、「インフレ抑制が優先課題だ」と強調した。
【時事通信社】
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