- 2021/03/24 掲載
日経平均は4日続落、590円安 欧州の変異ウイルス拡大でリスクオフムード
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28405.52 -590.40 28765.55 28,379.06─28,867.67
TOPIX 1928.58 -42.90 1954.90 1,924.98─1,962.16
東証出来高(万株) 159135.00 東証売買代金(億円) 32154.49
東京株式市場で日経平均は4日続落した。23日の米株安が嫌気されたほか、欧州で新型コロナウイルスの変異株による感染が拡大しロックダウンが実施されたことなどを受け、ここのところ底堅い動きをみせていた景気敏感株を中心に利益確定売りが活発化。日経平均、TOPIXともに2%を超す下落となった。東証1部の騰落数は値下がり銘柄数が9割を超え、全体的にリスクオフムードが強まる展開となった。
市場では「世界景気への回復期待がやや後退している。3月後半に入り、この時期は期末前の決算対策で需給要因が不安定になりやすい。積極的には買いづらい状況で、4月初旬ごろまでは需給環境の不安定な動きが続くとみている」(みずほ証券のマーケットストラテジスト、倉持靖彦氏)との声が聞かれた。
TOPIXは3日続落で2.18%安。東証1部の売買代金は3兆2154億4900万円。東証33業種は、全業種が値下がり。空運業、鉱業、海運業、鉄鋼、銀行業、陸運業などが値下がり率上位となった。
個別では、船井電機がストップ高比例配分。23日、秀和システムホールディングス(東京都江東区)が株式を公開買い付け(TOB)すると発表したことが材料視された。
そのほか、東京エレクトロン、SCREENホールディングスなど半導体関連株が逆行高。米半導体大手インテルが高性能半導体の生産能力拡大に向けた新たな経営戦略を発表したことを好感、インテルを主要顧客に持つニコンは6.44%高と、東証1部の値上がり率第4位となった。
東証1部の騰落数は、値上がり139銘柄に対し、値下がりが2026銘柄、変わらずが28銘柄だった。
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