- 2021/03/25 掲載
日銀、気候変動で体制強化=組織横断の会議体設置
日銀は25日、気候変動問題に関する国際会議をオンライン形式で開催した。黒田東彦総裁は冒頭のあいさつで、この問題への対応を加速させるため日銀内に組織横断的な会議体「気候連携ハブ」を設置したと明らかにした。国際会議は26日まで2日間の日程で開かれる。
黒田総裁は「気候変動に関する行内の情報共有や連携を促進するため体制の強化を図った」と指摘。中長期的に金融システムを不安定にさせるリスクがあるとの考えを示した上で、「(気候変動は)中央銀行が取り組むべき課題だとの認識が世界的に広く共有されつつある」と語った。リスクを管理する体制や手法については「金融機関との対話を深めていくことが喫緊の課題だ」との見解を示した。
【時事通信社】
PR
PR
PR