- 2021/03/26 掲載
英銀行、新型コロナ危機乗り切るために与信継続を=中銀
「融資を減らすことで自己資本比率を守ろうとするのではなく、存続可能で生産性の高い企業への支援を続けることが銀行業界全体の利益になる」と主張。「貸し出しを減らせば経済に打撃となり、銀行の自己資本比率により大きな悪影響をもたらす」と強調した。
銀行は「非常に大きな損失を吸収しながら貸し出し続ける」ための十分な資本バッファーを備えていると指摘した。
また個人向け融資の返済猶予制度が終了するに当たり「柔軟な」対応を求めた。
「銀行が必要に応じて資本バッファーの全てを用いて景気回復局面で経済を支え続けることを期待する」とした。
カウンターシクリカル資本バッファーは既に0%へ引き下げられているが、少なくとも12月まではこの水準を維持し、引き上げた場合に適用されるのは早くても2022年末以降になると説明した。
銀行は配当を再開したが市場の評価は低いままと指摘し、これは将来の収益性に対する懸念を反映しているとの見方を示した。
「収益性の低さは銀行の内部資本を生み出す能力を制限するため、依然として懸念要因だ」とした。
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