- 2021/03/27 掲載
システム運用に不備=金融庁への報告書概要―みずほ銀
みずほ銀行で相次ぎ発生したシステム障害をめぐり、同行と親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)が今月末までに金融庁に提出する報告書の概要が26日、明らかになった。2月末からわずか2週間で4度発生したトラブルに直接の因果関係はないとした上で、システムの一部で起きた不具合が全体に及ぼす影響などを把握できなかったとして、運用の不備を認める。
再発防止策として、システム全体を監視する新たな仕組みの導入を検討。一時停止した現金自動預払機(ATM)にキャッシュカードや預金通帳が取り込まれて顧客に迷惑を掛けたとして、取り込む基準を見直すほか、障害発生時の顧客への情報提供の在り方も見直す。
みずほ銀とみずほFGは報告を行った上で、システム専門家らで構成する第三者委員会の報告を踏まえ、6月下旬に予定している株主総会までに社内処分なども検討する。
【時事通信社】
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