- 2021/04/01 掲載
対面復活の企業も=コロナ下で2年目の入社式
全国の多くの企業で1日、入社式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大で中止が続出した昨年と変わり、オンライン形式や感染防止に配慮しながら対面での式典を復活させる企業が目立った。
昨年、入社式を中止したトヨタ自動車は、1日午前11時からオンライン形式で実施。豊田章男社長は「とにかく3年間、がむしゃらに働いてほしい」とあいさつした。
日本郵政グループは、東京都内でグループ4社合同の式典を開催した。昨年は感染防止のため大規模な式を見送っており、合同入社式は2年ぶり。
伊藤忠商事は、対面の入社式は見送ったものの、岡藤正広会長と石井敬太社長が東京・青山の本社1階で初出社する新入社員を出迎えた。岡藤会長は記者団の取材に「(新入社員は)きょうからわれわれの仲間。初心を忘れず頑張ってほしい」と語った。
リコーは昨年同様、山下良則社長が新入社員一人ひとりと一定の距離を保って対話する「個別入社式」を実施。新入社員代表が「このような(コロナ下の)状況だからこそ、人と人をつなぎ、新しい価値を創造していかなければならない」と決意表明すると、山下氏は「一緒に社会がつながるコミュニケーションツールを提供していこう」と応じていた。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインで実施した入社式であいさつするトヨタ自動車の豊田章男社長=1日午前 〔写真説明〕入社式の代わりに新入社員の初出社を出迎える(左から)伊藤忠商事の岡藤正広会長と石井敬太社長。世界各国の駐在員(モニター)もオンラインで祝福した=1日午前、東京都港区の同社本社
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