- 2021/04/01 掲載
日立を格下げ方向のクレジットウォッチに指定、米IT買収で=S&P
S&Pは、日立の資産売却が進まず有利子負債での買収資金調達の割合が高まる場合、主要財務指標が現在の格付けで許容できる範囲に収まらない可能性が高いとしている。
S&Pの試算では、スイスの重電大手ABBのパワーグリッド(送配電)事業の巨額買収などで、2021年3月期末の日立の有利子負債の対EBITDA(償却前営業利益)倍率は約2.5倍まで悪化。仮に資産売却が進まない場合、同倍率は2022年3月期末も格下げの目安である2倍を上回る可能性が高いとS&Pはみている。
S&Pによる日立の長期発行体格付けは「A」、短期格付けは「A-1」。
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