- 2021/04/15 掲載
アパレル3社、コロナで業績悪化=三陽商は5期連続赤字―21年2月期
大手アパレル3社の2021年2月期連結決算が14日、出そろった。このうち、業績低迷が続く三陽商会など2社は純損益が赤字。新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が2度にわたって発令された影響が大きく、特に昨春の店舗休業が業績を押し下げた。
三陽商会は純損失が49億円で、赤字は5期連続。主力販路の百貨店の休業や時短営業に加え、在宅勤務などで外出着の販売が落ち込んだ。東京都内で記者会見した大江伸治社長は、22年2月期見通しで掲げた純損益0円を「最低目標」と位置付け、赤字脱却を誓った。
オンワードホールディングスは売上高が前期から3割近く減少し、純損益は2期連続の赤字。セレクトショップ「ナノ・ユニバース」が主力のTSIホールディングスは本業のもうけを示す営業損益が118億円の赤字だったが、不動産売却益などで純損益は黒字を確保した。
【時事通信社】
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