• 2021/04/15 掲載

インフレ期待上昇なら政策調整の必要=クラリダFRB副議長

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は14日、インフレに関する成功基準は将来の物価上昇期待を2%に固定することで、期待が高まり始めれば対応するという考えを示した。

マンハッタン政策研究所のイベントで「どのような金融政策もインフレのボラティリティーを全て排除することはできない。インフレは常に変動している。成功の基準は長期的なインフレ期待がしっかりと固定されていることだ」と語った。

また、FRBが新たに設定したインフレ期待の指標が持続的に上昇する場合、「私は政策を調整する必要があると考える」と述べた。

その上で、今後数カ月間に予想される物価上昇が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による一時的な影響なのか、予想より早い金融引き締めを迫られる物価上昇トレンドの始まりなのかを見極めるために、FRBが注視する点について言及。

例えば、賃金が生産性を上回るペースで一貫して上昇し始め、企業のコスト増が消費者に転嫁されている証拠が出てくれば、「持続的なインフレ上昇」の前段階になる可能性があると指摘。「賃金、生産性、物価、値上げの関連性にかなり注意を払うつもりだ」と述べた。

また、パンデミックの影響で特定分野で多くの失業があっても、経済全体が好調であればインフレが加速するのではないかという質問には、基調的な予測ではないものの「リスクケース」と指摘。「FRBの新たな枠組みで、政策対応の検討を求められる問題だ」と述べた。

クラリダ氏が注目しているとしたインフレ期待指数は、複数の指標や調査の数字を組み合わせたもので、直近では1.96%にあるという。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます