• 2021/04/15 掲載

TSMC、第1四半期19%増益 半導体不足は来年にかけ続くと予想

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[台北 15日 ロイター] - 半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が15日発表した第1・四半期決算は、純利益が1397億台湾ドル(49億3000万米ドル)となり19.4%増加した。新型コロナウイルス禍の中、パソコン(PC)など向けの半導体の需要が伸びた。

リフィニティブがまとめたアナリスト22人の予想平均(1340億1000万台湾ドル)を上回った。

TSMCは、新型コロナ流行に伴い先進半導体への需要が拡大しているとして、「数年にわたる成長チャンス」にあると指摘している。世界的な半導体不足も追い風となった。

売上高は米ドル建てで前年同期比25.4%増の129億2000万米ドルと過去最高。同社の見通し(127億─130億米ドル)に沿う内容となった。

同社は、生産性を向上させ世界的な半導体不足解消に向け全力で取り組んでいると強調。ただ、供給不足は来年にかけて続くとの見通しを示した。

自動車向け半導体の不足は、第3・四半期から大幅に改善する見込み。

ウェンデル・ファン副社長兼最高財務責任者(CFO)は、第1・四半期は高性能の半導体絡みの需要に支えられたと述べた。

第2・四半期売上高の予想レンジは129億─132億米ドル。前年同期は103億8000万米ドルだった。2021年の売上高の伸び率予想も当初の10%台半ばから約20%に引き上げた。

今年の高性能半導体の生産・開発の設備投資額も、1月の予想250億─280億米ドルから約300億米ドルに上方修正した。

同社は今月、半導体工場の生産能力拡大に向け、今後3年間に1000億ドルを投資する計画を発表した。

アナリストは大規模な拡充計画を評価しており、第5世代移動通信システム(5G)技術と人工知能(AI)のアプリケーションが普及するにつれ、高性能半導体に対する世界の需要は急拡大すると見込んでいる。

同社の株価は年初来で約16%上昇。過去1年では2倍以上になった。時価総額は5580億米ドルと、インテルの2倍以上で、韓国のサムスン電子も上回っている。

*内容を追加しました。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます