- 2021/04/16 掲載
中国の新築住宅価格、3月は前月比+0.5% 7カ月ぶりの高い伸び
[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が発表したデータに基づきロイターが算出した3月の主要70都市の新築住宅平均価格は前月比0.5%上昇と、上昇率が2月の0.4%から加速した。
上昇率は過去7カ月で最高だった。
前年比では4.6%上昇。2月は4.3%上昇だった。
中国政府は不動産投機の取り締まりを強化しているが、住宅価格の上昇ペースは加速している。
住宅価格が前月比で上昇したのは62都市。2月の56都市から増加した。
値上がりが目立ったのは2級都市で、住宅価格は平均で前月比0.5%上昇した。
中国の不動産市場は、このところ過熱感が強まっている。1級都市に人口が流入しているほか、銀行融資を不正に利用した不動産投機が横行していることが背景。
上海と深センは今年、住宅価格の上昇を抑制する厳格な規制を導入。住宅需要は他の一部の中小都市に波及している。
*情報を追加しました。
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