- 2021/04/19 掲載
中国自動車市場の回復に暗雲、半導体の不足で
中国で外資系自動車メーカーとして最大の事業規模を持つ独フォルクスワーゲンは、第2・四半期も半導体不足の影響は続くとみている。同幹部は18日、生産にどの程度の影響が及ぶか見通すのは困難だと述べた。
フォルクスワーゲンや米ゼネラル・モーターズ(GM)など、新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた自動車メーカーは、中国市場に望みをかけていた。しかし、日産自動車やフォード・モーターを始め、中国の電気自動車(EV)新興メーカーの上海蔚来汽車(NIO)なども、半導体不足で生産が減少すると述べている。
中国汽車工業協会(CAAM)の幹部は、1─2月の自動車生産が5─8%減少したと述べた。ただ、第3・四半期には状況は改善するとみている。
また、中国汽車流通協会(CADA)は、自動車在庫の減少が続き、一部モデルについては供給が需要に追い付かないとの見通しを示した。
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