- 2021/04/19 掲載
輸出入、コロナで減少=足元は回復傾向―20年度
財務省が19日発表した2020年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆3070億円の黒字だった。3年ぶりの黒字。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の停滞で、輸出入ともに減少した。ただ、足元では中国向け輸出を中心に回復傾向となっている。
輸出額は前年度比8.4%減の69兆4873億円。米国や欧州連合(EU)への自動車・同部品、航空機部品などの落ち込みが目立った。
同時発表された21年3月の貿易収支は6637億円の黒字。輸出額は前年同月比16.1%増の7兆3781億円。中国向けが4割増の1兆6344億円となり、昨年12月以来単月として過去最高を更新した。
【時事通信社】
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