• 2021/04/20 掲載

米財務省、気候変動問題担当の顧問に投資会社幹部を任命

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[ワシントン 19日 ロイター] - 米財務省は19日、気候変動問題に対応し、環境保護に関わる投資など「環境金融」の促進や温室効果ガス削減に資する税制および金融リスク評価に関し財務長官に助言する顧問職を新たに設け、気候変動問題に特化した投資会社のジョン・モートン氏を任命したと発表した。

同氏は投資会社ポリネーション・グループのパートナーで、オバマ政権でも気候変動に関する上級職に就いていた。ただ、金融機関に環境に配慮した投資へのシフトを強力に促せる人物を求めていた環境活動団体からは、今回の人事について失望の声が上がった。

財務省の発表によると、モートン氏はイエレン財務長官に対し、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標の達成に向けた投資に必要な資金を融通する取り組みをはじめ、気候変動に関する幅広い問題で助言を行う。

イエレン氏は声明で「気候変動問題には、産業界と政府による経済全体への投資に加え、家計や企業、金融部門に対する気候関連リスクを測り、緩和する行動が必要だ」と指摘。

「金融と金銭的報酬が、国内外の気候危機に対応し、経済を転換する好機に資金を提供する上で、重要な役割を果たすことになる」とした。

ただ、気候変動や金融問題、消費者保護に関する複数の活動団体は、モートン氏は金融規制で経験が不足していると指摘。環境保護団体アマゾン・ウォッチの気候・金融ディレクター、モイラ・ビルス氏は「気候危機は『市場』が修復すると考え、エネルギー転換から得られる利益について頭を悩ませるような人は、これほど重要なポストを務められない」と強調した。

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます