- 2025/12/29 掲載
中国、無人航空機を正式規制 改正法来年7月施行
中国は2024年から無人航空機に関する「暫定規則」を運用し、民間の無人航空機には実名での登録を、中型と大型の無人航空機については中国民用航空局(CAAC)への耐空証明の申請を、それぞれ義務付けている。
来年7月1日に施行される新規則では、ドローンの設計、製造、輸入、整備、運用に関与する全事業体が耐空証明を取得する必要がある。またドローンの製造業者は関連する国家規制に従い、機体ごとに固有の製品識別コードを付与することが義務付けられる。
中国はドローン市場が急速に拡大する一方、監督体制は後手に回ってきた。近年、複数の都市で違法なドローン運航による飛行遅延が報告され、罰金などの処罰が科されている。
中国科学院や北京大学、CACCの推計によると、地上3000メートルまでの低空経済の市場規模は25年の1兆5000億元から30年までに2兆元超に拡大すると予測されている。
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