- 2021/04/21 掲載
中国の銀行、不良債権増加への備え必要=銀保監会
多くの中小企業が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた財政・金融政策の恩恵を享受しているが、「一部の企業は依然としてパンデミックに悩まされており、国内外のサプライチェーンの調整によっていくつかのデフォルト(債務不履行)の発生が予想される」とした。
銀保監会のデータによると、銀行セクターの不良債権は3月末時点で3兆6000億元(5540億6000万ドル)。不良債権比率は1.89%となっている。
肖氏は、小規模な銀行は不良債権の急激な増加に対してより脆弱であるため、規制当局は地方政府が特別国債で調達した資金により一部の小規模な銀行の資本増強を図るプログラムを引き続き推進していくと指摘。「資本増強だけが目的ではない。銀行がリスクや損失を防ぐ能力を向上させ、さらにコーポレートガバナンス(企業統治)を改善させることを支援したい」と語った。
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