- 2021/04/21 掲載
午前の日経平均は大幅続落、米株安やコロナ警戒続く
前日の米国は主要3指数がそろって下落し、シカゴ日経平均先物も下落。日経平均は大幅安でスタートした後、一時値を戻す場面もあったが、じりじりと値を下げ、朝方の安値を割り込むと売り圧力が強まった。
証券ジャパンの大谷正之投資情報部長は、テクニカル面から3月の下落局面で切り返したボリンジャーバンドのマイナス2シグマを下回ったことで「きょうは下方向のトレンドが出やすいとみている投資家が多い」と話している。
TOPIXは2.17%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2792億円だった。東証33業種の全てが下落する全面安の商状となった。とりわけ鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙の下げが目立った。 個別では、ソフトバンクグループがプラスだった。前期の最終利益が4兆円台後半になるとの一部報道がポジティブな評価を受けた。ただ、前引けにかけては勢いを失い、上げ幅を縮小した。日経平均採用銘柄で上昇したのはSBGと第一三共の2社のみだった。
東証1部の騰落数は、値上がりが100銘柄、値下がりが2059銘柄、変わらずが29銘柄だった。
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