- 2021/04/21 掲載
豪トール不採算事業売却=特別損失674億円―日本郵政
日本郵政は21日、傘下のオーストラリア物流大手トール・ホールディングスの一部不採算事業を、豪投資ファンド「アレグロ」に売却すると発表した。売却額は約7億円。これに伴い、子会社の日本郵便は674億円の特別損失を2021年3月期決算に計上する。6月末までの譲渡手続き完了を目指す。
売却対象は、トールが豪州やニュージーランドで手掛ける宅配などの「エクスプレス」事業。一方で、貨物輸送や倉庫管理などを担う国際物流事業は、アジアを中心に成長が見込めるため引き続き保有し、収益力強化を図る。
日本郵便の衣川和秀社長はオンラインで記者会見し、エクスプレス事業売却について「新型コロナウイルス禍などで需要が低下して業績悪化が継続しており、売却が最善と判断した」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕日本郵政グループの看板=東京都千代田区
関連コンテンツ
PR
PR
PR