• 2021/04/29 掲載

FRB議長、デジタル通貨「時間かけて理解」 中国の後追わず

ロイター

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[28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は28日、中国がデジタル人民元の開発を急速に進めていることはプレッシャーにはならないとし、中国のアプローチは米国では取れないとの見解を示した。

パウエル氏は連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の会見で、「速さよりも、きちんと実施することがはるかに重要」と述べ、FRBが重視するのは、世界の主要な準備通貨でもあるドルのデジタル化で重大な過ちが起きるのを防ぐことであり、実現のスピードでないと強調した。

デジタル人民元に関しては「どんな決済も政府がリアルタイムで把握できる」と指摘し、米国ではそういう運用はできないとの認識を示した。

FRBは中銀デジタル通貨(CBDC)について、可能性のある性能を時間をかけて理解していると説明。世界の準備通貨としてのドルに依存する国、その国民が納得する方法でCBDC技術を活用することが含まれるとした。

現在、ボストン地区連銀がマサチューセッツ工科大学のデジタル・カレンシー・イニシアチブとCBDCについて共同研究している。

中国はデジタル人民元の試験運用を開始しており、元がいずれドルに代わる機軸通貨になるのではないかという声も一部にある。

しかし一部市場ウォッチャーは、デジタル人民元が早期に利用可能となっても、必ずしも投資家などが飛びつくことはないとみている。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ(トロント)のチーフマーケットストラテジスト、カール・シャモッタ氏は、デジタル人民元には事実上匿名性がなく、厳格な政府の管理下にあると指摘し「金融システムが非常に異なり、FRBが目指す目標も大きな違いがある」と述べた。

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