- 2021/04/30 掲載
米キャタピラー、第1四半期利益が市場予想上回る 機械需要増大
ただ、通期見通しは発表しなかった。ボンフィールド最高財務責任者(CFO)は、通期見通しは「非常にポジティブ」だが、サプライチェーン(供給網)を巡る障害が増大する機械需要への対応を困難にさせていると指摘。第1・四半期は世界的な半導体不足による生産の遅れはなかったが、供給状況は「非常に流動的」で年後半に影響が及ぶ可能性があるとした。
キャタピラーは鉄鋼価格の上昇に対応し価格を調整しているが、ボンフィールド氏によると、コモディティー価格の上昇は鉄鉱石採掘業者からの機械需要につながっているため、キャタピラーにとってはプラスに作用しているという。
第1・四半期の調整後1株利益は2.87ドルと前年同期の1.65ドルから増加。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は1.94ドルだった。
機械売上高は前年同期比13%増の112億ドル。アジアでの建設機械の売上高が72%急増した。
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