• 2021/05/05 掲載

ブラックロック、持続可能性を重視 気候関連の株主提案に賛成票

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ボストン/ロンドン 5日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックが、気候変動、その他持続可能性の問題への取り組みを重視し、投資先企業により厳しい目を向けている。第1・四半期に実施された株主総会では、会社提案に反対したケースが前年同期より増え、株主提案への賛同が増えた。

米国では大手企業の株主総会シーズンを迎えたが、経営陣は株主の厳しい姿勢に直面している。4日のゼネラル・エレクトリック(GE)の株主総会では幹部報酬案が否決された。先週、デュポンではプラスチック汚染に関する報告を要求する提案が81%という記録的な賛成票を集めた。

ブラックロックが5日発表した第1・四半期の株主総会での投票行動に関する報告書によると、環境や社会関連の株主提案の4分の3に賛成した。前年同期は10%弱だった。

第1・四半期に開催された2600社の株主総会で、ブラックロックは2万1000件以上の提案に投票。経営陣に反対した提案が1件でもあった総会は全体の35%で、前年の30%から増えた。

取締役関連の提案に反対した割合は12%。前年は9%だった。反対の理由は、取締役会の構成が多様性に欠けていたり、報酬や独立性を巡る問題があったためとしている。

ブラックロックは昨年、気候変動関連リスクの管理や情報開示について191社を監視対象とし、進展がなければ2021年に是正を促す投票行動を想定していた。

今年第1・四半期は、気候変動問題で取締役53人、47社に反対票を投じ、その数は2020年通年(64人、69社)に迫る水準となった。

報告書は、ブラックロックが世界有数の機関投資家として受託者責任(スチュワードシップ)を一段と強く認識していることを示す。

2020年から投資スチュワードシップのグローバルヘッドを務めるサンディ・ボス氏は、インタビューで「われわれは、スチュワードシップ活動を加速している。その結果、より多くの投票への関与を強め、高まった期待を反映させている」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます