- 2021/05/08 掲載
英企業倒産増加の可能性低い、コロナ支援策終了後=英中銀
ホールデン氏は企業向けの講演で、各社が最近蓄積した負債は返済期間が長いため「返済できる可能性が高まり、倒産が現在の比較的低い水準から大幅にペースが加速することはない」と指摘。「ただ究極的には倒産を巡るリスクがあるため、注視する必要がある」とした。
また、物価上昇率が英中銀の最新の見通しを上回ったり下回ったりする「大きなリスク」があると言及。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)から経済が持ち直す中で、物価はまず目標の2%を上回り、その後は2─3年で目標に近づく見通しだ。「現時点でわれわれは、総じて上下双方のリスクがあるとみており、どちらとも大幅に振れる可能性がある。経済の状況を踏まえると避けられないことだ」と話した。
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