- 2021/05/10 掲載
前場の日経平均は続伸、米緩和長期化の思惑が支援
前週末の米国株式市場ではダウ工業株30種が5日続伸し最高値を更新、S&P総合500種指数も3日続伸し高値を更新。ナスダック総合も続伸した。
米雇用統計の結果が市場の予想を大きく下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化への期待が強まった。 日経平均は朝方に一時下落する場面もあったが、すぐに切り替えし上昇。買い一巡後は、高値圏でのもみあいとなった。
市場では「決算が出そろうのを待っている状況だ。そうなれば機関投資家も動きやすくなり、資金も入ってくるのではないか」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部長)との声が聞かれた。新型コロナウイルス感染拡大への警戒感も引き続き重しになった。
TOPIXは1.04%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1960億9600万円だった。東証33業種では、鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属の上げが目立った一方、小売や電気・ガス、海運がさえなかった。
個別では、ソフトバンクグループやダイキン工業、エムスリーがしっかり。一方、ファーストリテイリングやセブン&アイ・ホールディングスは売られた。
東証1部の騰落数は、値上がりが1507銘柄、値下がりが599銘柄、変わらずが83銘柄だった。
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