- 2025/05/05 掲載
トランプ米大統領、FRB議長は「堅物」と批判 解任は否定
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日に放映されたNBCニュースの番組インタビューで、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長について、来年5月の任期満了までに解任するつもりはないと表明した。一方で、「全くの堅物」と批判し、改めて利下げを要求した。
トランプ氏は「パウエル氏は利下げするべきだ」と主張。「ある時点で利下げするだろうが、私のファンではないため、したくないのだ」と述べ、「私が(パウエル氏のことを)完全な堅物だと思っているから、彼は私のことが好きではない」と語った。
来年の任期終了までに解任するのかと聞かれ、「短期間で後任を選ぶことができるのに、なぜそうするだろうか」と否定し、任期途中の解任を目指さない考えを示した。
トランプ氏は先月、パウエル氏に対する批判を強めたが、FRBの独立性を巡る懸念から米株市場が急落したことから姿勢を軟化させている。
インタビューではまた、自身の関税政策について一部を恒久化する可能性を否定しなかった。
「関税が撤廃されると考えるなら、なぜ米国で建設するのだろうか」と疑問を呈した。
これまで「中国に対して非常に厳しい態度」を取り、事実上、米中間の貿易を遮断してきたことを認めたが、中国は現在、合意に達することを望んでいると述べた。
「彼らはディール(取引)を非常に強く望んでいる。どうなるかは分からないが、公正な取引でなければならない」と語った。
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